アルギニンの効果や副作用は?最新エビデンスで分かるおすすめ精力剤5選

アルギニンは、ルピナスという特定の植物から発見された、体を構成する20のアミノ酸の中のひとつです。このアミノ酸の中には、体内で生成することができない必須アミノ酸と、生成することができる非必須アミノ酸があります。アルギニンは、非必須アミノ酸の中でも、その生成量が少ないため食品からの摂取が推奨される、準必須アミノ酸として知られています。

アルギニンを多く含む食品群

多くの食品、特に鶏肉や豚肉、大豆製品、ナッツなどには、アルギニンが豊富に含まれています。このアルギニンの吸収を助けるためには、柑橘系やビタミンB₆を多く含む食品との組み合わせが有効です。

アルギニンの役割と効果

アルギニンは、私たちの体にとって数多くの恩恵をもたらします。それは、疲労感の軽減、成長ホルモンの分泌促進、さらには免疫力の向上や血流の改善などです。さらに、シトルリンというアミノ酸がアルギニンに変わる過程で、血流の向上をサポートする一酸化窒素が生成されることが研究で明らかになっています。

アルギニンの欠乏とその影響

アルギニンの不足は、身体の成長の遅延や動脈硬化のリスクの増加などの問題を引き起こす可能性があります。また、筋力の低下や免疫力の低下、傷の治癒が遅くなるなど、さまざまな症状が生じる恐れがあります。

アルギニンの主要効果

アルギニンには、以下のような多彩な効果が認められています。

勃起機能のサポート

EDは、NOの分泌減少により生じる現象として知られています。NOは、性的な刺激を受けた際に神経から放出され、ペニス内の血管を拡張し、血流を増加させます。生活習慣病、例えば糖尿病や高血圧、脂質異常症による動脈硬化により、NOの分泌が減少することでEDのリスクが高まると考えられています。アルギニンはNOの生成に寄与するため、EDへのアプローチとしての役割が期待されます。

研究で(R)、日々1.5〜5gのアルギニンを取り入れた540人のED患者を検討した結果、顕著な改善が示されました。さらに、中高年のEDを持つ男性32人を対象にした研究で(R)、日常のアルギニン摂取による効果を確認した結果、17%の明らかな改善と56%の微細な改善が見られました。

EDへの懸念があるが、医師の診察を受ける一歩が踏み出せない方々へ、アルギニンサプリメントの導入を検討する価値があります。

血圧の調整

アルギニンは、血管内の細胞で、NOSという酵素を介してNOへと変換されることで、血圧の上昇を抑える役割を果たします。血圧の管理において、アルギニンの役割は極めて重要です。

細胞の障害が生じると、アルギニンからのNO生成が落ち込み、血圧が上昇するリスクが増大することが知られています。その結果、血液の流れが悪化し、血管の柔軟性が失われることで、動脈硬化を招く原因となる可能性があります。したがって、アルギニンの摂取は、血圧の安定に寄与することが期待されます。

研究により(R)、一日8〜25gのアルギニン摂取に関する血圧の変動が検討された結果、高血圧患者の中で387人が血圧の顕著な低下を示しました。

血圧への注意が必要な方、または薬物治療が必要でない高血圧患者に、アルギニンの摂取を推奨します。

免疫応答の強化

アルギニンは、免疫応答に必須のT細胞の機能や増殖に関わる成分として知られています。

ウイルスが体内に侵入した際、マクロファージという免疫細胞が情報をT細胞に伝達します。それを受けたT細胞は、ウイルス感染細胞を破壊するキラーT細胞を活性化させ、B細胞に抗体生成を促します。生成された抗体は、ウイルス感染細胞の破壊をサポートします。

アルギニン不足によりT細胞の働きが低下すると、感染症やがんへの耐性が弱まるとされています。アルギニンは、細胞の増殖や組織の修復に必要な成分の合成にも影響を及ぼすため、手術後の回復や感染症のリスク低減にも寄与することが示されています(R)

免疫機能は年齢とともに低下すると言われています。アルギニンの摂取は、特に中高年において、免疫力の向上につながる可能性があると考えられます。

血糖調整

アルギニンは、グルコースの恒常性維持に重要な役割を果たすグルコキナーゼと結合します。この結合により、インスリンの分泌が促進され、血糖値の低下が支援されます。

研究により(R)、糖尿病のリスクが高い中年患者144人が、18ヵ月間アルギニンを摂取した後の9年間を追跡調査した結果、40.6%の患者で糖尿病発症リスクの低下が確認されました。

糖尿病リスクの高い方や、糖尿病と診断されているが、食事や運動のみでの治療を受けている方に、アルギニンの摂取を検討する価値があると思われます。

成長ホルモンの活性化

アルギニンは成長ホルモンの分泌をサポートする働きがあるとされています。成長ホルモンは、疾病リスクの低減や、傷の治癒プロセスのサポートなどの効果が期待されます。

また、成長ホルモンには食欲を抑える効果があり、アルギニンは食欲抑制製品にも使用されています。さらに、脂肪の代謝を高め、筋肉を強化する役割もあるとされています。

研究により(R)、一日5〜9gのアルギニン摂取後の成長ホルモン分泌効果が調査され、アルギニン摂取と運動の組み合わせによる効果が確認されました。

アルギニンは、運動能力の向上だけでなく、筋肉の強化や健康のサポートにも有益です。

運動強化/疲労感の緩和

アルギニンの摂取により、乳酸の蓄積が抑制され、結果として運動能力が向上します。研究で、アルギニンの摂取が運動能力の強化に寄与することが示されています。これは、運動時の持久力を高める効果があることを意味します。

研究により(R)、アルギニンの摂取前後の疲労改善効果を大学生50人を対象に調査した結果、アルギニン摂取後の疲労感の軽減が確認されました。

アルギニンは、特にアクティブなライフスタイルを目指す人や、生活習慣病を予防するために運動を取り入れている人々にとって、非常に有益です。

最新エビデンスで分かるおすすめ精力剤5選【アルギニン編】

商品名商品主成分1ヶ月定期価格(初回価格)特徴エビデンス
1位
NOXY(ノクシィ)
ビートルート(サビート)、シトルリン、アルギニン、葉酸、ビタミンC/E、バイオペリン2,980円NO系の成分に着目した配合成分限定的にあり(配合成分により)
2位
エヌオーワンブースト
アルギニン、シトルリン、オルニチン、バイオペリン8200円(2900円)
NO系の成分に着目した配合成分限定的にあり(配合成分により)
3位
テストコアNO3
フェヌグリーク(テストフェン)、ビートルート(サビート)、植物エキス末混合物
アルギニン/シトルリン
8,980円(4,980円)NO系成分が豊富限定的にあり(メーカーによる研究、規模が小さい)
4位
ヴォルスタービヨンドブラスト
L-シトルリン、L-アルギニン、亜鉛、スッポン、バイオペリン、赤マムシ12,800円236種類の成分を配合限定的にあり(アミノ酸以外が不明)
5位
ブラビオンS
L-シトルリン、L-アルギニン、ニンニク、バイオペリン、コブラ12,800円配合成分数が多くコブラが配合不確定(人を対象としていないなど限定的)

ここでは、アルギニンに焦点を当てたおすすめ精力剤を紹介しましたが、アルギニンを含めた、全ての精力成分を対象に「ランキング&比較」にて精力剤を紹介していますので、参考にしてください